群を抜く性能
TOAシリーズは、屈折望遠鏡としては驚異的な収差補正を誇ります。
ファインダー・ファインダー脚は別売となりました。
※この品物はお取り寄せ品です。ご注文後納期のご連絡をいたします。
現在販売されている高性能屈折望遠鏡の多くは、フローライトやED(Extraordinary Dispersion 異常分散ガラス)が使用されており、通常の光学ガラスを使用したアクロマートとは色収差補正の点では全く別次元の性能になっています。屈折望遠鏡の収差の欠点の大半は色収差であり、色収差が全く無くなれば、反射と違って開口部に遮蔽の無い、無遮蔽、無収差光学系となり、口径による回折限界まで見える理想的な望遠鏡になります。
しかし、屈折望遠鏡の色収差には軸上色収差と色の球面収差がありコンパクトさを考えてFの明るいレンズにすると色毎(波長ごと)の球面収差の曲がりが大きくなり、特に青(F線)から紫(g線)にかけてのハローが増えてコントラストが減少していました。EDやフローライトは屈折率が低いので2枚や3枚の密着式のレンズでは、さらに波長毎の球面収差が大きくなる傾向がありました。
タカハシでは、完全分離式(3群3枚)トリプレットをさまざまに研究し、2枚の異常分散ガラスを含む3枚玉を最適な間隔で分離してやれば可視光領域での軸上色収差の完全一致とF7~F8の明るさでの波長毎の球面収差を完全にゼロ化ができることを発見しました。
TOA-130は、口径130mm焦点距離1000mmに対して波長436nmのg線から656nmのC線まで可視光の全波長で焦点距離のズレがプラスマイナス0.01mm以内に収まっています。これは屈折望遠鏡としては驚異的な収差で、通常のアポクロマートの約1/100の収差であり、補正レンズ系の入った反射光学系よりもはるかに小さい収差量になっています。また補正波長範囲も近紫外域から近赤外域まで及び冷却CCDに対しても極めて良好な収差を示します。
形式 | 3枚玉アポクロマート |
有効口径 | 130mm |
焦点距離 | 1000mm |
口径比 | 1:7.7 |
分解能 | 0.89” |
極限等級 | 12.3等 |
集光力 | 345倍 |
鏡筒径 | 156mm |
鏡筒全長 |
1155mm(収納時1022mm) |
質量 | 約12.3kg |
ファインダー | 別売 7倍50mm(照明ユニット付き) |
付属品 | MEF内蔵 |