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Sky-Watcher HAC125
HAC125 は口径125mm、焦点距離250mm、口径比f/2のハイスピードアストログラフです。直径53mm以下の小型の天体用CMOSカメラによる天体写真撮影に特化した望遠鏡で、特に電視観望等で優れた性能を発揮します。
<主な特長>
・HAC125は、球面主鏡と補正レンズで構成された天体撮影用鏡筒で、極めて明るい口径比と、小型の架台でも気軽に運用できるコンパクトさが最大の特長です。
・口径比f/2がもたらす明るさは、露光時間を大幅に短縮することができ、ユーザーの趣向と対象天体によってはオートガイドシステムを使用せずとも、短時間で淡い天体を撮影することができます。また電視観望での使用にも適しています。
■HAC125とPlayerOne Ceres-Cカメラでの”リアルタイム”電視観望
・鏡筒重量は鏡筒バンド、ドブテイルバーを含め約3.7kg。小型の架台での運用にも対応します。
・カメラは補正レンズの中央にあるカメラホルダーに取り付け、カメラホルダーに装備されているピントリングを回転させて焦点を合わせます。取り付け可能なカメラはアメリカンサイズ(31.7mm)ノーズピースを有するものに限られます。詳細は下記の「カメラ取り付けに関する参考資料」をご確認ください。イメージサークルは約16mmです。
・レンズフードは長さが99mmあり、結露、迷光を軽減します。取り外しが可能で、カメラの取り付けも容易に行えます。
・2本の鏡筒バンドと幅狭タイプ(約45mm)のドブテイルバーが付属しており、市販されている多くのマウントに取り付けができます。
・ファインダースコープ取り付け用のマウントは2つ装備されており、ファインダーやアクセサリーの取り付けに便利です。
・光軸調整機構は工具を使わずとも調整可能なネジが主鏡側に装備されています。
<カメラ取り付けに関する参考資料>
<取り付け可能なカメラの形状の一例>
※39.7mm以上の場合、補正レンズに干渉する可能性があります。
<主な仕様>
・主鏡有効径 : 125mm
・焦点距離 : 250mm
・口径比 : f/2
・鏡筒重量 : 約3.7kg(鏡筒バンド、ドブテイルバー含む)
・鏡筒長 : 約360mm(フード、光軸調整ネジ含め)
・鏡筒径 : 約153mm
・中央遮蔽 : 53mm径
・フォーカスストローク : 7.7mm
・カメラ接続規格:アメリカンサイズ(31.7mm)スリーブノーズピースを有する天体用CMOSカメラで、センサー位置がノーズピース基部から約9.7mm以上にあるもの
・付属品 :鏡筒バンド、ドブテイルバー、同焦点リング
■取り付け可能なカメラ(2024年9月時点)
【PlayerOne】
・Ceres-C(カラー)
・Ceres-M(モノクロ)
・Xena-M(モノクロ)
・Sedna-M(モノクロ)
【ZWO】
・ASI120MMmini(モノクロ)
・ASI220MMmini(モノクロ)
・ASI178MMmini(モノクロ)
・ASI174MMmini(モノクロ)
【QHY】
・QHY5IIIシリーズ
【touptek】
・G3Mシリーズ
※取り付けの可否については各メーカーが公開している寸法データ等からシュミットが独自に調査し判断しているものです。
互換性を保証するものではありませんのでご注意ください。
作例
共通データ
- HAC125+Xena-M (gain300・offset159)
- StarAdventurer-GTi (ノータッチガイド)
- Optlong 12nmナローバンドフィルタ
- ダークフレーム各128コマ使用・フラットフレーム無し
- ステライメージ9+Photoshop2020+NikCollentionで画像処理
- 撮影:あぷらなーと
- ※若干トリミングあり
■ばら星雲(SAO)
Hα:16sec×128
OⅢ:16sec×256
SⅡ:16sec×256
■アンドロメダ銀河(AOO)
Hα:16sec×128
OⅢ:16sec×128
■オリオン大星雲(AOO)
Hα:16sec×64
OⅢ:16sec×128
■北アメリカ星雲(SAO)
Hα:16sec×256
OⅢ:16sec×256
SⅡ:16sec×512