2024年版 天体望遠鏡で土星を見てみよう!

2024年版まだ間に合う!天体望遠鏡で土星を見てみよう!

■土星が見たい!

地球と土星は自転しながら太陽の周りを公転しているので、土星は地球から常に見えるわけではありません。2024年は8月~11月が観測しやすい時期になります。

土星の画像1

土星の画像2

■2025年、土星の環が消える

土星といえば「環」ですが、実は2024年~2025年にかけて、環が細くなって見えなくなるというニュースはご存知でしょうか。実際に環が消えるということはなく、地球と土星の位置の関係で、ちょうど土星の環を真横から見る位置になるので、環が消えたように見える現象です。

土星の環

この環の消失現象は約15年に一度観測できるとても貴重なイベントです。同時に、土星の環は直径が約27万kmもあるのに、厚さはたった数百メートル前後しかない、とても薄いものだから起こる現象です。約15年に一度なのは、土星が約30年をかけて太陽の周りを1周(公転)するからです。宇宙のスケールの大きさと、土星の環の不思議を同時に感じられるので、今年はぜひ土星を見てみましょう!

土星の環の変化

■季節別「土星」の探し方

・9月~10月

一晩中土星が見えるベストなシーズンです。9月中旬は午後11時頃にちょうど真南に土星が昇ります。フォーマルハウトと縦に2つ、明るい星が並ぶのでさらにわかりやすいです。土星は高い位置にある方とおぼえましょう。

9月から10月の土星

・11月~12月

観測シーズンも終盤です。午後8時頃にはすでに西に傾きつつあります。12月8日の午後6時~7時頃には、土星が月の裏側に隠れる「土星食」が日本の広い範囲で観測できます。月のクレーターと土星を同時に1つの望遠鏡で観測するチャンスです!

11月から12月の土星

土星食の観測

・2025年1月月~2月

日没の直後、西の空に探すことができますが、かなり高度が低くなります。

2025年1月19日には金星のすぐ近くをとおります。実視界7度程度の双眼鏡(8×42や10×42)を使うと、一緒の視野に土星と金星を見ることができます(おそらく環は見えません)

2月は18時の時点で高度10°なので、あまりきれいに見ることはできません。観測できる時期に、しっかりと観測することが重要です!

土星と金星

■コンパスを使ってみよう

今はスマートフォンにも標準でコンパスアプリが搭載されています。南や北が分からなければ、スマートフォンのコンパスアプリを使って今自分が向いている方向を調べてみましょう。

コンパスアプリの利用例

■おすすめの望遠鏡は?

・VOYAGER MAK70FAST

軽量コンパクトで、初心者でも簡単に手早く(FAST)ピントが合わせられる最新機種です。スマホアダプターもついているので、写真の撮影にもチャレンジしてみましょう!

VOYAGER MAK70FAST

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・MAKSY GO 60

土星の見える一番小さな望遠鏡といえばこれ!卓上に置けるタイプの超小型反射望遠鏡です。カラーも3種類から選べて、拡張性も抜群!初めての望遠鏡にぴったりです。

MAKSY GO 60

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