■Sony IMX533裏面照射型CMOSセンサー
●Sony IMX533は、センサーサイズ1インチ(11.31×11.31mm)、ピクセルサイズ3.76 umのスクエアー(正方形)フォーマットの9MP (メガピクセル)CMOSイメージセンサーで、14ビットモードで20フレーム/秒でのフレーム転送が可能です。
●読み出しノイズは1.0eと極めて低く、SCMOSまたはEMCCDセンサーに匹敵する、高解像度で低ノイズのイメージングが可能です。
●データ転送をより安定して行い、またUSB2.0ポート使用時の 転送速度が遅いときに発生するアンプ・グローの問題を最小限に抑えるように256MB DDR3バッファーメモリを実装しています。
■ゼロ・アンプグロー
●従来のCMOSセンサーは、画像の最周辺部で赤外線光源による「アンプグロー」が発生してしまう場合がありますが、ASI533MC PROはゼロ・アンプグロー回路を使用しているため、高ゲインの長時間露光イメージングを行っている場合でもアンプグローの心配がありません。
●従来の前面照明型では、センサーの受光エリア(フォトダイオード)のシリコン基板表面の金属配線とトランジスタが、オンチップレンズによって収束させた光束を妨げてしまいます。
また裏面照射型でも、シリコン基板の背面に配置した金属配線やトランジスタなどの障害物がないため、各ピクセルに入射する光量は増加する一方、光学的角度応答に対する感度が低下します。 ソニーは、従来の前面照射型に比べてダークノイズ、欠陥ピクセルを低減することで、高感度と低ランダムノイズを実現する、裏面照射型構造に最適化した独自のフォトダイオード構造とオンチップレンズを新たに開発しました。
■DDRメモリバッファメモリを実装