【鏡筒】
AX103S鏡筒
対物中央にSDガラスを配置することにより、極めて優れた色収差補正とクリアな鋭像を実現。さらに、内蔵するフィールドコレクターレンズによって、視野周辺においても20ミクロンで星像をとらえます。数値制御Precision Multicoatingの採用により、透過率99.5%を実現(400-700nmで一面あたりの透過率)しています。
■鏡筒部
対物レンズ/有効径 |
103mm/3枚玉SDアポクロマート、マルチコーティング |
焦点距離(口径比F) |
825mm(F8) |
分解能・極限等級 |
1.13秒・11.8等 |
集光力 |
肉眼の217倍 |
サイズ・重さ |
長さ670-762mm 外径115mm 6.4kg(本体4.6kg) |
ファインダー |
暗視野7倍50mm 実視界7° |
■接眼部
接眼部形式 |
ネジ込み/60mm・42mmTリング用ネジ |
パーツ取付サイズ |
差し込み/50.8mm・31.7mm(フリップミラー付) |
接眼レンズ |
SLV20mm(41倍、実視界73’) SLV5mm(165倍、実視界18’) |
【架台部】
スマホで赤道儀をコントロール
赤道儀としての性能向上のため、素材の見直し、各所へのベアリングの採用、そして各パーツの切削から加工まで全工程にこだわったハイスペック赤道儀です。お持ちのスマートフォンやタブレット端末がコントローラーとなり、高精度な天体自動追尾など天体ナビゲーション機能を活用できる、「ワイヤレスユニット」を搭載しています。
ケーブルレスで快適な天体ナビゲーション
赤道儀を無線で制御できるコントローラーユニット「ワイヤレスユニット」を付属しています。スマホアプリ「STAR BOOK Wireless」(無料)により赤道儀の制御はもちろん、天体ナビゲーションなどの機能をケーブルレスで快適にお楽しみいただけます。
STAR BOOK TENのDNAを継承するアプリ「STAR BOOK Wireless」
星図を確認しながら見たい天体をタップすれば自動的に視野に導入、追尾が始まります。快適な操作性で高い評価をいただいているSTAR BOOK TENコントローラーの表示を踏襲し、従来のSTAR BOOK TENユーザーにも違和感なくお使いいただけます。
搭載可能重量が12kg(SX2赤道儀WL)から15kgへ
赤経赤緯の回転軸を、アルミ軽合金から肉厚のスチール材へ、駆動の要となる歯車をアルミ製から真鍮製に変更することで、剛性と精度を高めました。搭載可能な重量もSX2赤道儀WLの12kgから15kgへと増加、より大きな鏡筒への交換や一眼カメラ、CMOSカメラ等の追加搭載も可能になりました。
高精度でよりスムーズな動作に!
架台を構成する多くのパーツに改良が施されています。赤経赤緯軸とウォームネジ部にベアリングを追加、さらにウォームネジの偏心低減や、ウォームホイル全周と合わせてのラッピング(研磨)加工により、極めてなめらかな動作を実現しています。
パルスモーターの採用で動作の安定性、レスポンスも向上
従来の直流モーターに代わり、250パルス/秒で駆動するマイクロステップ方式のパルスモーター(ステッピングモーター)を採用。低速から高速域までスムーズに制御され、操作に対するレスポンスも向上。
扱いやすい極軸望遠鏡
手軽な操作で赤道儀を高精度設置できる装置です(南北半球対応)。天の北極(天の南極)付近の星空を示すスケールを内蔵、北極星と近隣の星2つ(合計3つ)をスケールの所定位置に導入することで手軽に3分角以内の精度で極軸を合わせられます(北半球の場合)。ボタン一つで点灯する暗視野照明(赤色LED)を内蔵。スケールそのものが赤く光るため、暗い星が背景に埋もれて見えなくなることがありません。極軸望遠鏡をのぞいたまま全てを調整できますので、暗所での利便性が大変よいものになっています。スケールの明るさは8段階可変式ですので、好みの明るさで使用できます。また1〜2分で自動消灯(徐々に減光)、使用後の消し忘れも防止できます。
力学に基づく合理性:ウェイトレス構造(モーメント荷重の低減)
SXシリーズで培ったウェイトレス構造を継承。モーターやウォーム軸、ウォームホイルなど重さを担う主要パーツをウェイト側に集約、不動点から筒受け(機器を搭載する箇所)までの距離を短くすることで力学的に有利な構造を採用。より少ないウェイトで搭載機器との重量バランスを取ることができます。搭載機器の重量によってはウェイトレスも可能です。
機材の設置撤収時に便利な伸縮式ウェイト軸
ウェイト軸には耐蝕性に優れるステンレス素材を使用。赤道儀本体に収納される伸縮式ですから、スピーディなセッティングが可能です。太さ20mmでSXシリーズ共通のバランスウェイトを使用できます。
■SXD2本体
赤経微動 |
ウォームホイールによる全周微動、φ72mm・歯数180山 |
赤緯微動 |
ウォームホイールによる全周微動、φ72mm・歯数180山 |
ウォーム軸 |
φ9mm・材質:真鍮 |
赤経・赤緯軸 |
赤経軸:φ40mm 赤緯軸:φ35mm 炭素鋼 |
ベアリング数 |
9個 |
ウェイト軸 |
φ20mm・本体収納式・ステンレス製 |
極軸望遠鏡 |
仕様:5 倍20 mm(実視界10 °)、自動消灯式暗視野照明内蔵(8段調光付)
据付精度:約3 ′角以内スケール:3星導入式・歳差補正付(〜2040年)北半球:北極星、δUMi、51Cep南半球:σOct、τOct、χOct)
電源:C R 2032電池×1個(モニター電池付属)据付精度:約3′角以内 |
方位角範囲 |
微動 : 約±7°、ダブルスクリュー式微動ネジ付 : 1回転約1.2° |
極軸傾斜角範囲 |
高度0〜70°(微動範囲±15°)、目盛2°間隔、3段階使用可(高緯度、中緯度、低緯度対応)タンジェントスクリュー式微動ネジ付 : 1回転約0.8° |
自動導入・追尾 |
ワイヤレスユニット+スマートフォン(専用アプリ)による自動導入
最高約1000倍速(対恒星時)、高精度追尾 |
駆動 |
パルスモーターによる電動駆動、マイクロステップ駆動(約250pps) |
塔載可能重量 |
約1.3-15kg(最大モーメント荷重32.5-375kg・cm:不動点より25cmで約1.3-15kg) |
CTL接続端子 |
D-SUB9PINオス |
動作電圧、消費電流 |
SXD2赤道儀WL本体+ワイヤレスユニット:DC12V・0.3A-2.0A(標準約10kg搭載時)
・0.4〜2.2A(約15kg搭載時:最大搭載) |
電源端子 |
DC12V EIAJ RC5320A Class4(統一規格)センタープラス |
大きさ |
高さ343x幅360x厚さ128mm(突起部をのぞく) |
重さ |
約9.2kg(ウェイト別) |
ウェイト |
1.9kgx1個、3.7kgx1 |
■ワイヤレスユニット
機器種類 |
無線式赤道儀コントローラーユニット |
CPU |
32bit CISC Processor 120MHz |
架台接続端子 |
D-SUB 9PINメス |
オートガイダー端子 |
6極6芯モジュラージャック(外部オートガイダー用) |
無線接続機能 |
アプリ「STAR BOOK Wireless」によりスマートフォンをユーザーインターフェースとして使用 |
アプリ動作環境 |
対応OS : Android 6以上、iOS 9.0以上※・無線LAN規格 : IEEE 802.11b/g/n・データ暗号化方式 : WPA2-PSK※条件を満たしている場合でも使用できない可能性があります。ご使用の際は必ず事前にアプリの動作をご確認ください。 |
電源 |
架台から供給 |
動作電圧・消費電流 |
DC12V 0.1A(最大) |